研修例

特別養護老人ホームでリーダーシップ研修

社会福祉法人杏風会 特別養護老人ホーム白寿園さま

2016年11月、特別養護老人ホーム白寿園様でリーダーシップ研修を行ってきました。

施設長さんの教育が行き届いており、常に笑顔と気遣いがあふれている、地域でも評判の高い介護施設です。

 

今回は、将来の白寿園を担うリーダーの育成をお願いしたいという依頼でした。

同時に、県内の他の4つの介護施設からも参加されました。

 

職場でリーダーの役割を求められている方々ですが、内面ではいろんな悩みを抱えながら「リーダーとは?」について自問自答を繰り返されている方が多いようです。

コミュニケーションの本質を学び、未来を描いてそこへメンバーと向かう技術を学ぶ過程で、どんどん顔つきが変わり、最後は皆さん大変晴れやかな顔で終わりました。

 

そして、今回の研修内容の受講者からの評価は「期待した以上の研修」が77%も!

(残りは「期待通りだった」で23%)

上司から受けなさいと言われて受講しに来る企業研修ではとてもありがたい数値です。

 

受講生の方からは

「自分自身と向き合えることが出来、今まで考えていなかったようなことを感じることが出来ました」

「苦手なものから逃げないようにします」

「変化を嫌がらない!」

 

などのコメントをいただいています。

 

その中で、事前にモチベーションが下がっていて心配だということを内々に聞いていたお二人の受講者の、受講前の上司からのコメントと受講後の感想を紹介します。

 

Aさん(仮名)

【上司からのコメント】

自我への執着や自己防衛による感情の起伏が激しく、それに伴うスタッフへの計測な言動を振り替えられるようになってほしい。

 

【本人の受講後の感想】

自分のマイナス面をプラスに変えられたらと思って受講しました。

受講前までは、何か気が付いても見て見ぬふりをする自分がいました。でも今日改めて、相手に寄り添った言動がとても大切で、それをするには自分自身を変えることが大切だと気が付き、前向きな姿勢になることが出来ました。

これからは、日々の仕事の中で相手にフィードバックをする習慣をつけていきます。

とても実りのあるセミナーで、心に響きました。

 

*Aさんからは、直接私にも「自分と向き合え、目が覚めました!」と言いに来てくれました。

 

Bさん(仮名)

【上司からのコメント】

技術面では大変良いものを持っているのに、人に苦手な面があります。リーダーとしての自覚を持ち接遇面や職員との距離感を学び信頼されるようになってほしい。

 

【本人の受講後の感想】

最初は自分が思っていたリーダーシップとの違いが大きく戸惑った部分が多かったです。リーダーは自分だけがキツイものだと思っていましたが、今回学んだことで自分がやっていくことが見えたように思えます。

自分得考えてもらう、それを導き出すむつかしさを感じましたが、それが出来た時の達成感を味わってみたいと思いました。

私は、コミュニケーションの本質も理解できていませんでした。でも、学んだ技術の便利さに気が付いたので、スタッフや家族にも日常生活の中で自然とできるまで繰り返したいと思います。

長く働き、考えも固まっていた自分が、欠点が見えたり、コミュニケーションの取り方の間違いに気が付けたセミナーでした。早くスタッフに伝えたい!

 

介護の現場が元気になれば、日本も元気になれます。

みんな熱く純粋に今よりもよくなりたいという気持ちを持っています。

 

今後も白寿園の皆さんを応援していきます。